犬達が理解できる躾のコツとは?

ペット系小話

みなさん、こんにちは!

ペットショップ歴30年、GG加藤です!

今日は、犬を躾けるところで関係のある部分。

「犬達が理解できる表現」について、

語らせていただこうと思います。

犬達は言葉を知らない

よく、「言うこと聞かない!」と、

嘆くお客様がいらっしゃいます。

しかしながら、私たち人間が使う「言葉」

犬達は「話せますか?」

そう、根本的に犬達は生まれてから、

私たちが使う言葉を知りません。

もちろん、頭のいい子というのはいます。

うちの子は言葉わかるもん!

そういう話を否定する気はありません。

しかしそれも、飼い主さんが「何かを」

「楽しそうに感じる音」でやっていて、

または、

「低く怖い音」で言って

そこから「覚えた」「雰囲気を知った」

というところから始まっていると思います。

もう、今日の話の結論を話してしまいましたね。

そう、犬達に私たちの「言葉」は理解できません。

すぐに理解できるのは「音」なのです。

反応する音とは?

犬がすぐに理解できるのは、

「音」とお話ししました。

ではどんな音が、どのように受け取られるのか?

話していこうと思います。

これを「書いて」説明するのは難しいので、

ぜひ、読んでいる方、想像しながら読んでください。

一家のリビングで飼っている犬が、

吠えています。

飼い主は、ダミ声で怒鳴るような大声口調で

「うるさいなー、そんな吠えるなよ、うるさいぞー!

そんなに吠えても何も出せないぞ!」と

犬に言い放ちました。

さて、これ、犬にはなんと聞こえているでしょうか?

犬にとってはこうです。

『おいおい、それっぽっちしか吠えられないのか?

俺(飼い主)の方がもっと吠えられるぜ?』

と、受け取ります。

不思議ですね?

この時、聞こえる音とは、

大きな声が

長く続いている状態

なんのメリハリもない、ただ大きな声は、

犬達にとって、吠えて話しかけられているのかな?程度

しか感じられません。

頭のいい子なら、なんとなく、飼い主の表情から

なんか怒ってる?と感じるかもしれませんが、

言葉自体は上記のようにしか受け取れません。

犬を躾ける上で大事なことの一つ、

それは

「メリハリのある音」を出す。

です。

メリハリとは、喜ぶ声は本当に喜んだ声を。

怒る時は低く、短い言葉で、スパッと言い放つ。

という感じです。

「喜んだ声」とは、

「キーの高い音」です。

犬からすると「好き好きー!呼んでるよー」

好かれているんだなと感じる音、ですね。

子犬など甘える時は「クゥーン」と

高いキーの音を出していますね?

逆に、「怒る声」というのは、

「キーの低い音」です。

そして、重要「短く、スパッと」言うこと。

だから、トレーナー達は、

短く「いけない!」や、

「ノン!」と言って躾けるのです。

この、「ノン」という言葉、

フランス語の「いいえ」という意味になるのですが、

なぜ、使うのか。

それが、音として理想の発声が

できる単語であるためです。

書いていて本当に難しいですね。

では、「声」という音で説明しましたが、

今度は物を叩く音で説明しましょう。

みなさん、自分の目の前に何か叩けるものが

あったと想像してみてください。

それを短い間隔で、

「トコトコトコトコトン」と

「連打」する音

犬達はどう反応するか?

「興味を示す動き方」をするはずです。

なになに?何するの?楽しいこと?

と感じるのです。近寄ってくる子もいるかもしれません。

逆に、

「バンっ」と手のひらで、

強くテーブルを叩いたような音

これは、犬達を「萎縮」させます。

悪い事したのかなと感じる子もいるでしょう。

このように、「音」で

犬達に与える影響があるということを、

覚えておくとことが、

躾のコツの一つです。

正しい音で、正しいコミュニケーションを

さて、犬のしつけ・音編いかがだったでしょうか?

繰り返しますが、犬達は人間の言葉を話せません。

たまに、おもしろ動画などで喋っているように聞こえ、

癒される事はありますが、

実際は話していません。

また、言葉を理解はしていません。

それを前提にして、

上記で話した音こそが、

犬達とのコミュニケーションで

大事な役割を果たします。

もし、キーの高い声

「ダメでしょ!そんな事しちゃ!

なんでそんなことするの!」

話しても、

犬達はキーの高い声は、

好感を持たれている

と感じているので

全く、しつけ指導になっていないのです。

私たち、人間が犬達のことばを理解し、

それを伝えてあげることが大切です。

もちろん、犬達は飼い主さん達の表情も

ちゃんとみています。

なので、無表情ではなく、

怒る時は怒った顔

(目を見開き、歯を見せて)

低く、短い声で話しましょう。

逆に、褒めるときは、

これ以上ないくらい、素晴らしい笑顔で

(目を細めて)

キーの高い声で、

「できたねー!えらいね!」

と褒めてあげましょう。

もう笑顔の時点で自然と

高い声は出ているはずです。

手も振ってあげると、

尻尾を振っているように見えるので

さらに喜ぶでしょう。

そして、飼い主さんの

喜びは必ず届くでしょう。

大事なのは

メリ・ハリと

わかりやすさ

です。

犬を飼うこと中心のお話を続けておりますが、

基本的にどのペットさん達にも同じことが

いえます。

楽しいペットライフを応援します。

読んでくださった方の参考に少しでもなれば

幸いです。

今日はここまで!

ありがとうございました!

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