爬虫類万歳!「温水浴のメリット」と『隠れた罠』

ペット系小話

みなさん、こんにちは!GG加藤です!

今回は、爬虫類の「温水浴」について

語っていこうと思います。

え?爬虫類がお風呂に入るの?」

と思った方、少なからずいらっしゃるのではないでしょうか?

地上を歩いている爬虫類はほぼ全て温水浴をオススメします!

例えばペットとして「カメ🐢」「ヘビ🐍」、が挙げられます。

温水浴にはたくさんのメリットがあります。

今回はそのメリットの説明と、

メリットがあるんだけど誤解から失敗してしまった経験を

お話していきますね。

温水浴のメリット

温水浴とは、

暖かいお湯(40℃前後くらい目安)に

亀がトカゲが溺れない程度の水量で浸からせてあげることです。

これによって以下の効果が得られるんです!

  • 「排便が促される」
  • 「餌の食いつきをよくする」
  • 「皮膚の洗浄」
  • 「皮膚を湿らせることができる」
  • スキンシップを取ることができる

なかなか、すごくないですか?

これらの効果が得られる理由としては、

体に均等に熱が行き渡ることと、

湿度がポイントとなっています。

説明していきましょう。

爬虫類はご存知の通り、変温動物です。

自身で体温調整ができない動物たちです。

彼らは、周りの環境によってその活動量が変わってきます。

ポイントとなる「均等に熱を与える」ことによって

体内の活動が活発化するのです。

そのため、

「排便が促され」、

「食欲が増加→餌の食いつきが良くなる」

ということです。

そして、お湯につけることで

皮膚状の汚れが落ち、衛生状態を保つことができます。

また、爬虫類にとって皮膚が乾燥することは大敵です。

砂漠に住んでいるトカゲもいますが、そんな環境でも

1日に一回以上体を湿らせるタイミングがあります

それは、夜露と朝露です。

自然界において、そのタイミングで彼らは皮膚を湿らせて

衛生状態を保っているのです。

また、温水浴はスキンシップをする上で、

かなり良いタイミングです。

何故なら、

必然的に全身状態の確認をすることができる

ためです。

お湯から出すときなど、タオルで優しく拭いてあげますよね?

そのとき、脇の下やお腹の下などよく観察できるタイミングではないでしょうか?

よく質問で、

「どれくらいお湯に入れていればいいんですか?」ということを聞かれます。

回答としては、「その爬虫類さんが満足できたら」

と返しています。

というのも、その個体によってどれくらい湯船に入っていられるかは、

バラバラだからです。

さらにいうと、「自分で教えてくれます」

適温になったら、彼らは湯船を出ようとするでしょう。

その時出してあげればちょうど良いです。

ということで、以上がメリットとなります。

いかがでしょうか?

これを知ったら、爬虫類を飼っていて、やらない手はないですよね?

ちょっとした誤解から

さて、ここからは、

ペット販売の説明で誤解を生んでしまったミスを語っていきますね。

言葉は、意図しない形で

相手に伝わることを学びました。

ある日、

若いお姉さんが店頭に訪れ、

「グリーンイグアナ」をご購入されていきました。

グリーンイグアナは尻尾を含めて全長1.2メートル以上成長する

大型のトカゲです。

購入当時は全長40cmほどでした。

こちらのお姉さんにも、温水浴について説明を行いました。

GG加藤:「お風呂にも入れてあげてくださいね!」

お姉さん:「へーそうなんだー!やってみます!」と

元気よく返事をされていました。

2、3週間後。

お姉さんが再び来店。

落ち込んだ様子で、「イグアナの皮膚の色が黄色くなってきたんです

脱皮か?はたまた皮膚病か?

GG加藤:「一度確認したいので後日持ってきてもらっていいですか?」

と不安になりながらも、その個体を見なければわからないと判断し、

お姉さんにお願いしました。

後日、再度来店された際に問題のイグアナちゃんを確認すると

確かに黄色い・・・

飼育状況に問題があったかもしれない。

GG加藤「どのような状態で飼育されていましたか?」

お姉さん「言われた通りの餌を、言われた通りの量で提供していました。」

GG加藤「ふむ」

お姉さん「あと、言われた通りお風呂に入れました。」

GG加藤「なるほど」

お姉さん「バスクリンを入れてしっかりと温まってもらっていたんですけど

GG加藤「ふむふむ・・・ん?」

お姉さん「何がいけなかったんでしょうか?私の愛情が足りないのかな・・・」

GG加藤「ちょっと待ってください。もう一度お風呂のあたり説明してもらっていいですか?」

お姉さん「えーと、言われていた通り、

お風呂にはバスクリンを入れて

しっかりと温まってもらっていました」

GG加藤:( ゚д゚)   

「バスクリン入れてとは一言も言ってなぁーい!!!」

お姉さん:「ええ!?お風呂に入ってと言われていたので。

いつも私はお風呂にバスクリンを入れて入っているんで、

同じように、この子用の湯船にも入れてあげていたんです」

GG加藤:( ´_ゝ`) やっちまったゼ

ということで、原因はバスクリンでした。

人間にとっては良い効果であっても、

トカゲにとっては刺激が強すぎたのです。

結果、皮膚の異常を起こしていたのでした。

以降は、入浴剤を入れず注意して温水浴を行うようになりました。

ということで、温水浴とは言いましたが、

決して入浴剤など入れようとしないでください。

単純に

暖かいただのお湯

で結構です。

私の説明が、誤解を生む言い方をしてしまったのがいけないのですけどね。

日本語は本当に難しいですね。

いやはや、奥が深い!

ということで、

「温水浴」のメリットと

「温水浴がお風呂みたい」

だからと言って、入浴剤入れないで!

というお話でした!

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