山形県 出羽三山、羽黒山神社を行く(前編)

神社小話

みなさんこんにちは!
GG加藤です!

今回は、グレート加藤家一同で、
山形県は鶴岡市にある、
出羽三山神社に行ってきました。

ここは「三神合祭殿(さんじんごうさいでん)」
と、呼ばれる、
「月山」「湯殿山」「羽黒山」の三神を祀る
建物があります。

以前にも、ちょっとだけ、
ママ神と羽黒山、湯殿山に行った時のことを
語らせていただいたのですが、
テル達にも見てもらいたい!と思い、
今回連れてきた次第です。

「湯殿山」は、
「聞くなかれ、語るなかれ」と言われるように
神域に入ってから、
みたこと聞いたことを語ることは許されてませんが、
「羽黒山」のことは、特にそう言われていないので、
大いに語っちゃっていこうと思います!😁

前回登ってきてから、
テル達にもみてもらいたいと思って
強引に連れてきてしまいました🤗
(後悔はしていない)

来ていきなり「禊の雨」

自分たちが住んでいるところから、
鶴岡までは、車で3時間ほど。

道路が混むのを避けたり、参拝客が重ならないようにしたいと思い、
出発は日付が変わってすぐの午前3時。

真っ暗だし、寒い。

なんだかんだで、羽黒山に到着しましたが、
やっぱり冬に近づいていることもあり、
やっと明るくなってきたところでした。

道路から、参拝ようの駐車場に向かう際に、
大きな鳥居が、道路を跨いでいるのですが、
そちらを通過するとともに、
大粒の雨が降ってきていました。

これぞ、「禊の雨」ということで、
テンションが下がるどころか、
アゲアゲな一家がそこにいました。

参拝前に「穢れ(けがれ)」を
祓うことができたということは、
大変嬉しいことです。

いざ参拝レッツゴー!

ここの杉は化け物だなと

神社参拝にハマり、
まぁ、浅い経験と知識ながらも、
ソレなりの数を参拝してまいりました。

しかしながら、
こちらの羽黒山の参道は
さらに「別格」であると感じます。

参道は、基本杉林で囲まれていますが、
その全てが、ちょっとした神社の
「御神木」並みにデカい!

「表参道杉並木」と呼ばれ、
特別天然記念物にも指定されています。
樹齢は300年〜500年ほど。
途方もないです。

神社巡りとか一応置いといても、
この場所を散歩するだけで、
勝手に自然の力をもらえるような、
そんな雰囲気のある参道でした。

もちろん、ここ、羽黒山にも

「爺杉(じいすぎ)」

「夫婦杉(めおとすぎ)」と呼ばれる

御神木はありますが、
これらは、さらに、別格です。

本当に言葉が悪いですが、
「化け物クラス」というものだと思いました。

「爺杉」は、
国の天然記念物にも指定されており、
樹齢は1000年を超えていると考えられています。

是非是非、直接見に行っていただきたいところです!

ちなみに、対になる存在として、
「婆杉」があったのですが、
残念なことに、明治35年(1902年)の
暴風で失われてしまったのだそうです。

並んでいる姿を見てみたかったものです。

自然と一体化した、五重塔

先ほど話した、「爺杉」は、
参道に入って15分ほど歩くと到着します。

そして、その爺杉を眺めたあと、
視線を横に移すと
いつからそこにあったのか、
木々の間から、建造物が顔をのぞかせます。

あまりにも、森の中に「スッ」と静かに
現れるため、その馴染み具合に驚きます。

徐々に五重塔へと近づいていくと、
その建物が、あまりにも
「自然体」であることを感じます。

そして、その建造物そのものが
放つ雰囲気が長い間、
「そこにあった」
と歴史を感じることができました。

実際、この五重塔は、
特別天然記念物、国宝とされているほどです。

高さは、29.9メートル。
創建は平将門(903〜940年)
と、伝えられており、
現在の塔は、南北朝時代に
再建されたものなのだそうです。

それが今、
堂々とした佇まいで
自分の前に立っているのを見ると、
不思議な気持ちになります。

雨上がりの雰囲気もあって、
重々しくも、優しい存在感が印象的でした。

そして、冒頭でテルを強制的に連れてきた理由が
実は、この五重塔だったりします。

この塔、実は「柿葺き屋根改修工事」のため
2023年〜2025年(春)の2年間、
幕に覆われてしまうのです!😱

そのため、前回の参拝から時間をおかず、
是非とも、テルにみてほしいと思い、
連れてきたのでした。

神社参拝に興味のないテルも、
圧倒された様子。
連れてきた甲斐がありました。

心折れかけるとはこのこと

さて、五重塔を拝んだ後が、
ここ、出羽神社の本番となります。

何故なら、凄まじい「階段」が
待ち構えているからです。

「一の坂」「二の坂」「三の坂」と
分けて呼ばれているのですが、
「二の坂」を登ってからが、「勝負」
なのだと思っています。

階段の段差は小さめ。
ですが、かなり「大変」

何故なら、思った以上に段差幅がないのです。

足の大きい人は苦労するかも?

登る時ならまだいいのかもしれませんが、
降りる時は、ちょっとした恐怖を覚えます。

そして、その恐怖を助長するのが、
坂の傾斜です。

目の前の段差を歩いているうちは、
段差も小さく、対して大変じゃないように感じるのですが、
呼吸を置くため、視線を道の先に向けると、

「ああ、ヤベェなこれ」

と、思わず、変な笑顔になってしまいます。

人間、究極的な状況になると
「笑うしかない」というのは本当のようです。

ママ神、今回2回目の参拝ではあるものの、
喘息持ちであるため、しばしば、休息をとりながら、
パルスオキシメーターで血中酸素量を
測定していました。

脈拍やばいことになってますよ!?

ちなみに、若者ゴッチ。

私や、ママがみ、テルを置いて、
さっさと、てっぺんまで登っていってしまっていました。

(もう少し、年配者を労る気持ちがあってもいいんじゃない?)

つい愚痴が漏れました。

二の坂まで来ると、
途中に「二の坂茶屋」という休憩スペースがあります。

私と、ママがみが初めて登った時には、ここに立ち寄り、
「力餅セット」なるものを頼んだのですが、
とても、おいしかったです。

そして、実際、元気いっぱいになりました!

ですが、今回残念なことに冬季休業に入っていた様子。
雪囲いされて入ることができませんでした。😭

がっくりとうなだれながらも、
続く坂を登っていきます。

これぞ「苦行」そして「修行」

三の坂まできて、
開けたところに出た時、
一瞬ゴールしたように思うのですが、
その先にはまだ道が。

前回の参拝の際には、
ここでガックリ膝をついたり、
項垂れている参拝客がおりました。

心折れるとはこのことなのでしょう。

ソレを乗り越えたものだけが、参拝させてもらえる。

ソレが出羽三山なのです

参道を楽しむ!

さて、苦行もあるものの、
人によっては、テンションが上がる参道であるのが
この出羽三山。

杉並木が素晴らしいこともあるのですが、
秋に訪れれば、紅葉が美しく、
夏は、木漏れ日が最高なことでしょう。

ですが、上だけでなく、「下」にも
目を向けてほしいです。

というのも、
気の根っこに自生している「苔」。

これが、「お見事!」としか言いようがない!
苔マニアにとっては目を輝かせずにはいられない
そんな、立派な苔がたくさんあります。

特に今回雨上がりに行ったため、
その苔の輝きに思わず、「癒し」を
得ていた私とママ神でした。

ちなみにゴッチは、我関せず。な様子。
(フッ、若いな小僧)

もう一個、楽しみ方として、
今度は、「階段」そのものをみてほしいです。

実はどこかの階段には、
何の意図があったか、
絵や文字が描かれているのです。

頂上付近にいくと「斎館」とよばれる、
建物があるのですが、
この付近の階段には、
「酒瓶とおちょこ」の絵が彫られています。

見つけるとちょっとハッピーになります。

さて、だいぶ長くなってしまったので続きは、
また、別なので語るとしましょう。

というわけで今回はここまで!

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